市が地区内の主要行政施設用地(5.2ha、価格60億円)を都市再生機構から取得断念することが明らかになり本宮地区の住民として約束どおり取得するよう市長に陳情書と議会に請願書を提出した。
しかしながら議会の審査が十分されず協議する機会もなく無効となったため再度請願を提出した。その後、協議する場を設定していただいたが市から検討経過を一方的に報告され、議会審査中に市長が出向いて都市再生機構側に取得困難であることを伝えた。
そのため請願が否決される可能性もあり将来的に考えると撤回し再度要望にすべきと判断した。面談した市長からは今までの経過に対して陳謝し財政難を理由に理解を求められた。
今後、当該地は都市計画の手続きを得て公募で民間に売却される見通しである。
議会内でも行政の落ち度を指摘し議論してきた。以下に地域、議会や行政の動きをまとめた。
◆平成18年
03/22 3月議会にて行政側から用地取得が困難であることが示される(議会)
04/15 本宮地区町内会長部会で請願提出を提起(地域)
07/05 都市再生機構区画整理審議会(行政)
08/24 市長と面談し用地取得確保の陳情書を提出、市議会に請願を提出(地域)
◆平成19年
07/04 本宮地区町内会長部会で再度提出することを確認(地域)
08/09 市長に昨年と同様に主要行政施設用地確保の要望(地域)
10/02 建設常任委員会にて「市庁舎用地確保の請願」を審議(議会)
10/09 市町連主催の本宮地区まちづくり懇談会(地域)
10/19 本宮地区町内会長部会(地域)
10/25 建設常任委員会で請願を審議(議会)
11/02 現地視察と意見交換会(議会・地域)、町内会長部会(地域)
11/08 盛南開発連絡協議会・盛南開発協議会合同常任委員会(行政)
11/13 都市再生機構区画整理審議会(行政)
11/14 都市再生機構へ要望書提出(地域)
11/30 建設常任委員会で請願を審議(議会)
12/11 本宮地区町内会長部会(地域)
12/14 市議会に請願を撤回する(地域)、市長と面談し地域要望。(地域)
◆議会として
○この問題は以前から議会で再三取り上げられ、特別委員会でも調査し市に対し提起している。
○前期の建設常任委員会では審査が十分でなかったし、今期では議論ができたが時間切れであった。
○議会内でもこの問題の認識不足や温度差があり、将来の広域合併を含めた市政全体の問題として議論できなかった。
◆行政として
○当該地の取得困難(最終的に財政難が理由であったが)を明らかにする時期が遅かった。
○市民協働とは名ばかりでこの問題を情報共有化とともに住民と一緒に解決する姿勢がなかった。
○議会の特別委員会報告も無視をし、議会審査中に結論をだすなど議会軽視の場面が多々あった。
◆地域として
○当初、この問題の重要性が認識されていなく積極的な取り組みをしなかった。(市と住民との認識のズレがあった)
○事務スタッフ不在の町内会長組織が行政と渡り合うにはハンディーがあった。(市民協動のシステムがなかった)
○盛南開発地区内の地権者にも整備済や未整備地区で温度差があり、関係団体も同様であった。
故工藤巌氏(元市長)は「世界から日本にはこんなすばらしい地方都市があるのかと言われるくらいの盛岡をつくりたい」と語っている。この言葉に地権者は夢を描き田畑を提供し副都心構想の盛南開発事業に協力してきた。
改めて盛岡市民がこの原点に立ち戻って将来の盛岡ビジョンを描き語る必要がある。400年前の南部信直公による城下盛岡のまちづくり、明治期の県都創生、戦後の青山・厨川・上田地域の拡張に次ぐ「地方時代の大盛岡構想」の認識にたって中心市街地も巻き込んだまちづくりを指向するべきである。
この問題を任意団体の町内会が取り扱うにはあまりにも負担が大きかった。今後は住民参加に対する市職員の意識改革と住民参加ができる環境づくり(まちづくり条例など)が急務である。
◆旧都南村との合併協定書
新市庁舎について「市役所の将来的位置については住民の利便、まちづくり及び合併の方向を踏まえながら盛南地区を最適地として検討する」と明記している。
◆市庁舎移転調査特別委員会(平成13年6月から14年12月まで調査)
報告書の結びに「建設基金の創設や耐震診断等今取り組むべき事項については速やかに実施し長期展望からの位置やデザインなどについては第四次盛岡市総合計画に明確に位置付けするほか市民参加の懇話会等を開設し市民の意見を広く聴取して検討を重ね市民総意のもとに市庁舎の移転もしくは建設が達成するよう望む」と明記している。
また市庁舎建設費として将来人口を35万人とした場合、建築延床面積36000u、本体建設工事費144億円、外構工事費4億3千万円、自走式立体駐車場7億2千万円、用地取得費43億5千万円、合計199億円と明記している。
当公園未整備区域の当初案は多額の建設費と管理費がかかる。今回、事業延長手続きをする機会に市民参加のワークショップが実現(3日間)しました。
計画案には市民参加の花壇、お花見広場、サッカーができるスポーツ広場、子供野外実験場、冬のソリ滑り空間、ドックラン(犬が自由に走れる空間)など市民のアイデアがいっぱい盛り込まれました。
地域では、除雪する道路、しない道路の情報がないため問題が生じていた。そこで各町内会に対して除雪路線図を配布してより連携した除雪対策になった。
また、盛南開発地区内では都市再生機構が除雪している道路もあり窓口でたらい回しにされていましたが関係機関の協力で地区内の路線図が配布され問題が解消された。
本宮小学校は児童増加に伴い教育の環境が悪化している。本宮地区町内会連絡協議会として早期に(仮称)本宮第二小学校を建設するよう市長要望。市長は地域の優先する課題として解決すると明言した。
旧盛岡市では中央公民館を軸として既存の上田公民館、河南公民館、西部公民館そして未整備の(仮称)盛南地区公民館が連携する四館構想がある。当地区内の生涯学習や文化芸術活動を推進するために早期計画するよう市長要望した。市長は計画を進めたいと明言した。